一昨年後半、華々しくデビューした強打の捕手、バスター・ポージーに主軸を託したサンフランシスコ・ジャイアンツ=SFは、ベンジー・モリ―ナを放出した。しかし、昨年5月26日のフロリダ・マーリンズ=FLA戦で左足靭帯を断裂。チームも暗転した。
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一時は再起不能かとさえいわれたポージーは、オープン戦に間に合っている。

SFは、カルロス・ベルトラン、コーディ・ロスなどベテラン勢を一掃し、若手主体に打線を組もうとしている。

しかし、主軸となる打者がいない。故障上がりのポージーに頼るのだとすればあまりにも心許ない。本来ならパブロ・サンドバルが中心になるべきだが、不摂生によって成績が急落。ダイエットで戻ったものの、リーダーというタマではない。あちらではFat Ichiroと呼ばれているが、広角打法で早打ちという点は似ているものの、ストイックさでは到底及ばない。

オーブリー・ハフも期待を裏切った。2年契約の2年目の今年、去年並みの成績であれば年俸は大きく下がるだろう。

期待が持てそうなのは守備に定評のある外野手ベン・シーアホルツとおなじみメルキー・カブレラか。この2人がOPS.850を上げれば生産性は上がろう。

ロサンゼルス・ドジャースと比べても見劣りする打線。ポージー次第だが、今年も好投する投手を見殺しにする可能性はあろう。

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