台湾プロ野球も韓国とほぼ同時期に始まったが、その数字には大きな開きがある。

組織が離合集散したうえに、何度も八百長事件を起こしたために、プロ野球自体の信用がない。だから良い選手がいない。
100本塁打以上の選手も少ない。パーフェクトとはとても言えないが調べた限りでは12人だ。
台湾のプロ野球は一時期組織が二つあった。CPBL(中華職業棒球大聯盟)、その前身の中華職業棒球聯盟と、TML(台湾職業棒球大聯盟)だ、その記録も含まれているが、別項にTMLの数字も載せる。

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現役選手が多いのは、韓国とよく似ている。まだリーグが若いのだ。
1位は、台湾最年長の現役選手、張泰山。38歳。統一に所属。
台湾の国民は、中国系と原住民に大別されるが、張は陽岱鋼などと同じ原住民。非常に人気が高い。
私は一昨年のアジアシリーズで、統一と三星の試合を見たが、李承燁と張泰山がともに試合に出場した。韓国、台湾の最多本塁打者が揃い踏みをしたのだ。

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2位の謝佳賢は、TMLの台中金剛でデビューし、CPBLの誠泰太陽に移った。八百長事件に絡んで引退した外野手。

3位の林智勝は、最強打者の一人だったが交通事故で負傷し、2013年以降不振が続いている。
4位の彭政閔は、兄弟一筋の5ツールプレイヤー。

5位の鷹俠は、パナマ出身のルイス・イグレシアス。MLBには出ていない。マイナー通算63本塁打。台湾では本塁打率は群を抜いていた。

台湾野球も何度か見に行ったが、パワー不足が目についた。まだ発展途上と言う感が強い。

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