ロスアンゼルス・ドジャース=LAD対ロスアンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム=LAAの交流戦。5回裏1死満塁、得点差1点。この回まで74球2失点の黒田博樹の打順で、LAD監督のドン・マッティングリーは、ケイシー・ブレークを代打に送った。ブレークは4球目をセカンドライナー、飛び出したA.Jエリスもアウトになって一瞬でチェンジ。昨日も黒田博樹は何ももらえなかった。




立ち上がりは相変わらずもたついた。LAA先頭のアイバーに8球、次のケンドリックには7球も粘られた。しかし昨日は久々にシンカーが良く落ちていた。バットの芯を僅かに外すような当たりを打たせた。調子は前回よりもよさそうに見えた。

3回、投手のチャトウッドに安打を打たれ、そこから失点。6/13も投手のブロンソン・アロヨに打たれて失点したが、このあたりの気の緩みがモチベーションに維持に腐心する黒田の今を物語っている。

4回にはトロンボに一発を浴びたが、衰えは見えなかった。5回74球は前回登板の81球、前々回の82球よりも少ない。

6月の黒田の登板。



期間中のERAは2.12。WHIPは1.11。自責点ERは7、援護点RSは4。これではダルビッシュでもない限り勝てない。

LADのドン・マッティングリーは、監督1年生である。勝負の流れをしっかり見ない采配が目立つ。5回は勝機ではなかった。中継陣の脆弱さを考えても黒田を替えるべきではなかった。

お家騒動が泥沼化するLADの空気は非常に悪いようだ。マッティングリーは「黒田が怒っているのは分かっている」と言ったようだが、この言葉も悪い。黒田博樹は、このチームを出た方が良いかもしれない。


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