背番号13番が登場すると、ニューヨークのファンから歓声が起こっているという。
ヤンキースはここまで20試合を消化しているが、アレックス・ロドリゲスは1試合休んだだけでほぼフル出場している。
打率.267は高いとは言えないが、本塁打5本はリーグ5位タイ、13打点は11位タイ。何より四球1位が、存在感の大きさを象徴している。
ヤンキースはマーク・タシェアラも元気。久しぶりに看板役者が仕事をしている。

今日時点でのキャリアSTATS 最下段はMLB歴代順位。その太字は現役1位。

A-ROD2015


さすがに壮観だ。薬物の助けを借りたとはいえ、この数字は素晴らしい。
本塁打はあと1本で4位のウィリー・メイズに並ぶ。
打点はあと13で、ヤンキースの先輩、ルー・ゲーリッグに並ぶ。

セイバー系の予測データPECOTAは、A-RODの最終打数は239~302、本塁打数は9~14にとどまると予測している。
今後欠場が増えるという予測なのだ。
それでも3000本安打はいくだろう。
大きな故障なく規定打席に達すれば、本塁打は25本以上になるだろう。そうなれば、翌年の出場の可能性も広がってくる。

ヤンキースのファンは、ジーターが引退して、レジェンドがいなくなったことに物足りなさを感じて、A-RODに声援を送っているのだろうが、旧悪は旧悪として、屈指の強打者が復活の兆しを見せているのを見るのは、何となく喜ばしい。

軽々とバットを振りぬくフォームは健在。一塁守備は心もとないが、それはご愛嬌。

今年は久々に注目だ。



私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!




クラシックSTATS鑑賞もご覧ください。
岡本凱孝、全本塁打一覧|本塁打大全



広尾晃、3冊目の本が出ました。