岩隈は4月のレベルまでは復調していたが、それ以上ではなかった。


タイガースは主砲のミゲル・カブレラが左ふくらはぎを痛めてDL入り。しかし両マルチネスが当たっている。

Iwakuma20150706


昨年の岩隈は速球系は150km/hは出ていた。今年の春もそうだったが、シンカーや4シームで空振りを奪うことができない。だからスプリッターやスライダーが活きてこない。
ただ、低めに制球は出来ていた。1回表は三者凡退。

2回表も二死までいった。だましだまし切り抜けるかと思えたが、カステラノスに内角に甘く入ったスライダーを左翼席に運ばれる。動揺したか、ゴースにも三塁打を打たれるも後続を断つ。

3回表は三者凡退。スプリッターを決め球にしている。昨年までの岩隈は変化球は見せ球であり、速球系で決めていたのだが。

4回表、ビクター・マルチネスはスプリッターの落ち際をすくいあげて右翼席へ。JDマルチネスはスライダーが高めに浮いたのを振り抜いてバックスクリーンの左へ。ともに変化球に的を絞って振り抜いた。続く3人は初球を振り回す。このあたりの思い切りの良さがMLBだ。狙い撃ちになる。
裏にアクリーの三塁打とミラーの二塁打で2点が入る。

5回表は1安打されるも併殺で切り抜ける。
5回裏、モリソンの3ランで逆転。

6回表、セスぺデスは落ち切らなかったスプリッターをライナーで左中間に運ぶ。続くビクター・マルチネスに安打を打たれたところで降板。後続の投手が打たれて自責点がさらに追加。
逆転してもらってすぐに点を取られるのは印象が悪い。

球速、球のキレとも全盛期には程遠い。昨年の状態に戻るのだろうか。


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