余計な回がなければ、今季最高の出来と断言できたのだが。
今季初のオリオールズ戦。

1回表は12球で三者凡退。この日は2試合ぶりにカットボールと思しき速球系の球を投げた。
1回裏、ヘッドリーの二塁打とグレゴリウスのタイムリーで4点先制。
2回表、デービスがど真ん中に入ったカットボールを右中間に叩き込む。失投。しかし後続を断つ。この日の捕手はマッキャンではなくマーフィ。マッキャンは低めを衝いてゴロを打たせるが、マーフィはかなり強気、初球からどんどんストライクを入れる。
2回裏、エルズベリーの一発が出る。
3回表、三者凡退。この日はスライダーが素晴らしい。
3回裏、ドリューのタイムリーとエルズベリーの犠飛でさらに2点。
4回表、スプリッターもきれいに落ちていた。2三振、エルズベリーの失策で走者を許すがライモルドは左飛。
5回表、スプリッターとスライダーで三者凡退。
5回裏、エルズベリーの二塁打でさらに2点が入る。9-1.
6回表、二死からパレイデスに二塁打を打たれる。ようやく2本目の被安打。
7回表、田中のギアが上がる。16球をかけて3者連続三振。ライモルドに投じた最後の球が今日の最速。
この回限りと思ったのか。確かに球数は少なかったが、田中は一旦上がりの気分になったのではないか。
8回表は明らかに投げ急いでいた。不用意に速球を投げ込んで2被本塁打。やらずもがな、蛇足だった。
マーフィとの相性は良かったようで、テンポが良かった。ここまで田中は黒田博樹のような打たせて取る投球が多かったが、今日は変化球主体ながら三振を取る攻めの投球だった。
球の切れが良かったのは復調しているからだろう。
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