MLB、NPB両リーグの最年長選手を、過去10年にわたって調べてみた。



MLBのア・ナ両リーグ、NPBのセ・パ両リーグ。

AGE-2005-2015


MLBで名前が良く出てくるのはジェイミー・モイヤー。イチローがマリナーズに入団した時のチームメイト。このときすでに39歳だった。すぐに引退するだろうと思ったが、なお11年も現役を永らえた。
2010年にいったん引退したが、11年に復帰。だからリストからいったん消えている。
2005年から11年までの7シーズン、42歳から49歳までで73勝を挙げている。超人である。

フリオ・フランコは今、BC石川のプレイングマネージャー、2005年から2007年にMLBを引退するまで3年で129安打12盗塁をしている。
ティム・ウェークフィールドと言えばナックルボーラ―。ボストンで長く活躍した。2009年から11年まで3年で23勝を挙げている。
今年のア・ナ両リーグでプレーした最年長はラトロイ・ホーキンス。7月28日にコロラドからトロントにトレードされたためにこういう結果になった。イチローより1歳上。
今季は30試合28.2回を投げてERA3.14。投手地獄と言われるコロラドを本拠にしてERA3.59。

NPBの工藤公康は2005年から6年間、NPBの最年長投手だったが、この間の成績は23勝。0勝の年が2年ある。
小宮山悟はパの最年長だった4年間で7勝1セーブ6ホールド。まだ機能した方か。
山本昌は、最年長になってからの6年で14勝。
中嶋聡は4年間で安打なし。16試合。

日米の最年長選手の違いに愕然とする。
MLBの最年長選手は、選手として数字を残し、チームに貢献したことでキャリアを伸ばしている。それができなくなったら戦力外になり、どの球団も契約してくれなくなる。
そうなって引退宣言する選手もいるが、今もマニー・ラミレスなど引退宣言をしないまま試合から遠ざかりフェードアウトする選手もたくさんいる。
どんなに実績があっても実力が落ちたら終わり、である。

NPBは、特定の選手が働きもしないのに現役生活を永らえている。本人が引退しようとしない、チームもしいてそれを求めない。過去の実績や知名度もある。
「続けたいと思うだけ続けばいい」と鷹揚である。

かくて、単に記録のためだけとしか言えない「ご長寿選手」が出現する。
若いものに伍していいところを見せているのならともかく、チームにはほとんど貢献していないのに機会だけを与えられている選手が出てくる。

谷繁元信のように、後継が育たないために「引退したくても引退できない」選手もいるだろう。また、小笠原道大や和田一浩のようにちゃんと働いている不惑もいる。

しかし、そうでない選手もいるのだ。こういう形で超ベテランが延々と寿命を延ばすのは、良い事なのだろうか。
金本知憲のときにも言ったが、またぞろ「牢名主化」が進んでいるのではないか。

金本知憲、晩節を汚した果てに引退|2012NPBペナントレース


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