昨日、和田一浩が記録。NPB史上3人目。正真正銘の偉業だ。
最初のチームで1000本を打ち、次のチームでも1000本を打つというのがすごい。リーグをまたぎ、環境が変わる中で達成するのはさらにすごい。
安打数100傑の選手のチーム別、リーグ別の記録を調べてみた。

PLCL1000


なかなかの壮観。
最初に両リーグ1000本を記録したのは大杉勝男。東映・日本ハムとヤクルトで記録。
長くこれに続く選手は出なかったが、落合博満が日本ハムで3年かけて142安打してこれに続いた。ただし落合は5球団でプレー。1球団で1000本を打ったチームはない。
和田は3人目、西武で1031安打、中日で1001安打。FAした時点で36歳。ここから1000本を重ねたのはまさにすごい。最も成功したFAの一つだろう。

惜しいのが稲葉篤紀。ヤクルトで962安打し、日本ハムで1205安打。引退前にヤクルトに戻って38安打すればよかったのだが、無理な話だ。

同じケースが内川誠一。横浜で945安打、ソフトバンクで742安打。ソフトバンクで1000本はほぼ確実だが、横浜のあと55本を埋められない。

山﨑武司はセで894本、パで940本。どちらも少し足りない。
難しいものである。

同一リーグの2球団でそれぞれ1000本を打ったのが、金本知憲と谷繁元信。この2人もFAの成功例と言えよう。

川上哲治は1リーグとセリーグで各1000本。

和田に続く選手は今のところいない。そういう意味でも大記録だ。

ちなみにセ・リーグ最多安打は王貞治、2786本。パは野村克也、2813本。張本は2559安打。巨人に移籍した分減るのでパ3位。1リーグは川上哲治、1010本。1球団での最多安打は野村克也、2813本


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