昨日まで東京にいた。20度そこそこと言う東京から33度の大阪へ、かなり応える。
豊中ローズ球場は昔、豊島公園球場と言った。確か高校時代に日韓親善野球を見た覚えがある。目の前を伊丹空港に降りる飛行機がひっきりなしに通る。
両翼95m、中堅115m、サイズは小さい。NPBの1軍の公式戦は行わない。
阪急服部天神駅から歩いて10分ほど、便利な場所である。

チェコは昨年21Uで見たことがある。台中市の変な球場でのオーストラリア戦。体は大きいしパワーはあるが、技術はまだまだと言う感じだ。
アメリカは、ドラフトにかかりそうな精鋭がやってきている、白人中心、黒人は少ない。

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先発はアメリカがオースティン・バーグナー。ドラ一確定と言われる注目株だ。193cmの長身。3クオーターだがすごい速球を投げる。それとスライダーか。
チェコを全く寄せ付けない。

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これに対し、チェコは立ち上がり5失点。三塁のグレッグがとんでもないエラーを2つ、遊撃のチェルネンカも失策。
猛暑の上に初めての守備で上がっていたのかもしれない。試合の興味は吹っ飛ぶ。

アメリカの打線はダニエル・バクスト、ニック・プラット、ニコラス・キンタナが中軸。いずれも注目株だが、打撃はそれほど大したことはなかった。打球は鋭いが、狭い球場のさく越えもなかった
ただ遊撃のコール・シュトッペの肩はすごい。間に合わないようなタイミングをどんどんアウトにする。これは見ものだった。

来年のドラフトにかかる選手がたくさん含まれているから、アメリカのラインナップを丸ごと紹介しておこう。

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バーグナーは完全にクルージング。単調に直球をそろえて1点を奪われた。チェコの3番クルッテはコンパクトな振り。
ただ7回にも三塁のグレッグが野選、3点が入り10点差が付きコールド。チェコは4安打。

無料だったこともあり、お客は結構入っていた。首にパスをぶら下げた人が多かった。関係者やメディアも客席で見ていたようだ。
例によってチェコは親たちがスタンドから楽しそうに応援。台湾でも見たのだ。

チェコがファインプレーをしたり、塁に生きたりすると大きな拍手が起こった。日本人は判官贔屓だといわれるが、まだ成長途上で一生懸命アメリカの胸を借りるチェコをみんなで応援していた。

日本の野球ファンは優しくていいなと思った。

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