結局、藤川球児の四国アイランドリーグplusでの登板は6試合で終わった。9/16,17は球場に姿を見せてブルペンで投げたもののマウンドには上がらず。しかしこの3か月、圧倒的な存在感と実力を見せつけた。

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戦績。非公式戦も含める。

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公式戦のERAは0.73、後半戦からの参戦なので、規定投球回数には程遠いが、四国アイランドリーグplusの防御率1位、正田樹の0.74よりも上だ。実力はずば抜けていた。
WHIPは0.73、与四球はわずか3、奪三振は投球回数を大きく上回る47。
レベルの違いはあったとはいえ、制球力が悪ければ、歩かせもするし、打ち込まれることもあるだろう。藤川自身も、3か月の間に体調を整えていったのだろう。

6月20日の初登板の練習試合では、立ち上がり、わずかに不安そうな表情を見せた。不慣れな三塁手ラシィナの拙守もあって失点したが、以後は完全に立ち直った。

公式戦で、藤川は「先発・完投」という未知の領域に挑戦した。ペース配分、配給など経験しながらスタイルを形作っていったのだろう。

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8月29日は完投したものの3失点で敗戦投手。唯一の本塁打を宗雪将司に喫している。

9月7日の登板は、前回登板の経験を踏まえ、打たせて取ることに徹した。奪三振が減ったことがそれを物語っている。そして121球で完封したのだ。
藤川にとっては「やるべきことをやった」と思ったのではないか。
キャリアSTATS

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藤川の完封は、2,000年のウェスタン・リーグ、5月11日のサーパス戦(9回4被安打3与四球5奪三振)、8月2日の同じくサーパス戦(9回4被安打4与四球4奪三振)以来だ。

藤川が先発で行くのか、抑えに戻るのかはわからない。しかし「復調」をここまで見せつけられては、NPBとしても相応の支度をしようと思うだろう。

多くのファンがかけつけた。それ以上にメディアへの露出もすごかった。
藤川は家族サービスもできたようだし、WINWINの関係で終わることができたのではないか。

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四国アイランドリーグplusは、MLBやNPBの一流選手が、調整、リハビリに利用することができるレベルに達していることを、藤川が証明してくれた。
鍵山誠CEOが言うように「トランジット」として、独立リーグを活用する事例がこれからも出てきてほしい。


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