イチローは今朝のタンパベイ・レイズとの交流戦に代打で出場し、2打席に立ったが凡退した。9月の通算打率は.143となった。
イチローの今季成績。

月間打率が3割を超えた5月には多少の期待感があった。たった1日だが規定打席にも達した。
しかし6月以降の成績は目も当てられなかった。
8月前半に少し好調の時期があったが、その反動なのか、そのあとひどい不振が続いた。
9月に入っても、全く数字は上がらず、月間打率は.143というかつてない数字を記録した。
率直に言うが、これは「不振」ではない。「実力」だ。すでにイチローはMLBでまともにプレーする戦力を有していないと断ぜざるを得ない。
今月中に42歳になるイチローは、MLBではもはや戦力ではない。
日本ではイチローの偉大さや、マーリンズ関係者がイチローを評価する声がたくさん報道されている。現地の報道は日本向けのサービスである。
私も過去の実績は心底素晴らしいと思うし、今年も5月の好調時には本気で期待もした。
代打成績が良かったときは、それも取り上げた。
しかし8月後半からのイチローはもう「終わっている」。
マーリンズが解体モードに入って、試合を投げているために起用されているが、打者としてはMLB最低クラスになっている。
この成績で来季の契約を望むのは無理である。
MLB3000本安打が目前ではあるが、その記録のためだけに現役を永らえるのは、晩節を汚す行為だ。
イチローは2000本、3000本と言う節目の記録のために、現役に拘泥する「凡百の大打者」の一人ではないはずだ。
他の誰にもできない記録を次々と生み出し、打席でも、塁上でも、守備位置でもわくわくするような動きを見せてくれた。別格の選手だ。
イチローとの23シーズンは本当に幸せだった。
だから今、バットを擱くべきだと思う。自分の記録に拘泥して見苦しいところを見せることなく、美しいままでMLBを引退すべきだ(NPBに復帰する余地はわずかながらあると思うが)。
それこそが、不世出の選手、イチローにふさわしい。
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同感です。凡打のシーンを見たのですがスィングが全盛時のそれより衰えてきているように見えました。
来シーズンのメジャー契約は難しいような気がします。