マックス・シャーザーが今季2度目のノーヒット・ノーランを達成した。今季の達成者は岩隈久志を含め7人目。ずいぶん多い。
これまで294回達成されたMLBのノーヒット・ノーランを俯瞰してみよう。
ア・ナ両リーグに分ける。えんじ色字は複数選手による達成。赤字はワールド・シリーズ。
太字は完全試合。

MLBNONO


壮観である。

複数の選手によるノーヒット・ノーランは、1917年、ボストン・レッドソックスのベーブ・ルースとエミール・ショアの間で初めて達成された。
この試合は、ルースがセネターズの先頭打者レイ・モーガンを歩かせただけで降板。モーガンは盗塁死、エミール・ショアは続く26人をアウトにした。完全試合に限りなく近い記録だった。

出ないときは、1927-28年、1932-1933年のように2年以上出ないときもあるが、出るときは今年のように7回も出ることがある。7回は90、91、2012年とともに最多タイ。
やはりエクスパンションでチームが増え、試合数が増えたことで増加した。

完全試合は1922年にシカゴ・ホワイトソックスのチャーリー・ロバートソンが記録してから、1964年にジム・ば人具が記録するまで40年以上もなかった(この間、ドン・ラーセンがワールドシリーズで達成)。

最多記録はよく知られているようにノーラン・ライアンの7回、サンディ・コーファックスが3回(3年連続)、ボブ・フェラー、ラリー・コーコランも3回。

日本人は野茂英雄が2回、そして岩隈。

昨年引退したヨハン・サンタナは力が落ちた2012年になって記録している。

シャーザーのシーズン2度は、1973年のノーラン・ライアン以来。

バイダ・ブルーは70年に記録した後、75年には継投で達成した。

1876年7月15日にジョージ・ブラッドリーが記録してから139年で294回。
多いように思ったが、こうしてみるとやはり大記録だ。


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