これも“茶番”といえばそうだが、さすがに万感迫るものがある。

マイアミ・マーリンズの最終戦、イチローは途中出場して2打席に立ち2三振。
8回裏にマウンドに立った。

Ichiro-Pitch


6-2で負けている。セットポジションから、スリークオーターで投げる。
先頭の代打ヘレーラには2球目を打たれ二塁打。続くラップは中飛、しかし代打スィーニーは初球を打って二塁打。ヘレーラが帰ってくる。
ここまでストライクが入らない。
ガルヴィスの2球目、ようやく空振りを奪う。
二者を退ける。

興味津々だったベンチの出迎えを受けて引き下がる。

90マイルは出なかった。88マイルが最高。明らかに野手投げではあったが、きれいなフォームだった。

最終戦でのこの登板が何を意味するのか分からないが、イチローの雄姿をたっぷりと目に焼き付けることにはなった。
やはりイチローは美しい。

イチローの今期最終成績は、153試合398打数91安打1本塁打21打点11盗塁5盗塁死打率.229、OPSは.561だった。
終身打率はこの1年で.31769から.31350まで下がった。



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