ナ・リーグの中地区。ドラフトによる戦力均衡のプロセスがよくわかる地区。
グレー地はワイルドカードによるポストシーズン進出ゾーン

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自前で強い選手を育成する力が伝統的に強いカーディナルスが上位にいる。これにカブス、レッズあたりが絡む。
今日はカブスがヤギの呪いを解いてワールドチャンピオンになるという「大ぼら」が実現する日だそうだが、実際の数字を見るとそれほど弱いわけではない。

今世紀に入ってこの地区で弱かったのはア・リーグから加入したブリュワーズ、それにパイレーツ、アストロズだ。

特にパイレーツは20季連続負け越しという北米4大スポーツ記録を作った。しかし、ドラフトでマカッチェンをはじめとする好素材が集まり始め、このところ急浮上。
老舗カーディナルスを脅かしている。

対照的にパイレーツより少しはましだったアストロズは下位に低迷。チーム数を両リーグで同数にするために、2013年にア・リーグ西地区に移ってしまった。

今季はカブスが3位ながらワイルドカードを獲得し、同地区のパイレーツを破ってリーグ優勝シリーズまで上がってきたが、今日、力尽きた。歴史はフィクションを模倣しなかった。

レッズはずいぶん落ち込んだが、また盛り返すだろう。この地区は接戦が続きそうだ。

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