藤川の四国挑戦は、結果的に大成功だったようだ。阪神を始め各球団が藤川にオファーを出している。
FujikawaP201507


スポニチ
阪神が四国アイランドリーグPlusの高知ファイティングドックスを退団した元阪神・藤川球児投手(35)の獲得に乗り出したことが24日に分かった。既に球団担当者が藤川側と接触。今オフ初めて正式オファーを出した。
他球団も調査を継続。特にヤクルトは強い興味を示しており、セ・パを含めた国内球団での争奪戦は必至の情勢だ。

今季の四国での成績。

K-Fujikawa


藤川が心配そうな表情を見せたのは6月20日の練習試合の1回だけだっただろう。三塁のまずい守備もあって、失点した。
しかし以降は、全く打者を寄せ付けなかった。その後の失点は香川の宗雪将司の本塁打だけ。

NPBではほとんど救援投手としての経験しかない藤川だったが、次第にイニング数を伸ばし、最終登板となった9月7日には完封をした。121球、3被安打、8奪三振。

実力差は明らかであり、当然の成績ではある。しかし藤川には考えがあったはずだ。

彼が長いイニングを投げたのは、必ずしも先発、中継ぎ転向を志向したからではないと思う。
短いイニングを投げるだけだと、経験と「顔」で、投げている。小手先で格下の打者を退けている、という疑念を持たれる可能性がある。

長い回を投げることで、自分のポテンシャル、投手としての基本的な能力が衰えていないことを見せつけたのだろう。

また四国での時間は、藤川にとってMLB時代に身に着いたスタイルを、日本流に着替える時間でもあった。
四国の4監督が口をそろえて言うように、このリーグは「NPBの野球」を忠実にトレースしている。NPB復帰に向けた「慣らし運転」としては最適なのだ。

恐らく自分自身でも確証が持てなかった自分の力、「時価」がわかったことが大きな収穫だった。
NPBで、藤川は再生するのではないか。

和田毅や、川崎宗徳なども、こういう形で独立リーグを「トランジット」に使ってはどうか。独立リーグの役割がもう一つ増えるのは喜ばしい。


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