夜、台湾についた。桃園空港の近くに宿をとった。プレミア12で日本が居座る桃園球場に近いし足場が良いからだ。
今日はA組で台湾とオランダが当たる。新聞は前景気をあおっている。

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先発はロッテのチェン・グァンユウ。13先発5勝4敗ERA3.23は、まずまずの数字だ。
台湾は、毎度ながら投手陣に人がいない。アマ球界随一と言われた郭俊麟は、今年鳴り物入りで西武に入ったが、3勝7敗5.31。制球力が悪かった。

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オランダは寄せ集めながらクレバーな試合をする。
テレビをつけてみると5回で早くも台湾は2-4と負けている。
オランダはデキャスターの一発などで4点。
立ち上がりには、当地の大スター陽岱鋼の左翼席へライナーで飛び込む本塁打が出たが、先発のチェン・グァンユウが打ち込まれた。

6回、バレンティンのセンター深くの大飛球を陽岱鋼が長駆、好捕。日本人には応えられないシーンが続く。これは面白い。
台湾はその裏、ソロ本塁打で1点差に。

しかし台湾は相変わらず全員が振り回している。ファウルで粘り倒すオランダとは攻撃時間が随分違う。
8回裏四球を選んだ陽岱鋼(なかなか見事な見逃しっぷり)が起点となって1死二三塁、しかしここで攻めあぐねて得点できず。

9回にはアンドリュー・ジョーンズが一振りで右前打。大将、健在である。続いてバレンティンが二塁打、二三塁。続くスミスに決定的なタイムリーが出る。そして連打。3-7に。
台湾は投手が代わるたびに力量が落ちるのがつらいところだ。

しかしオランダは強い。MLBが出ない今回の顔ぶれでは優勝候補の一角と言ってもよい。日本のように細かな野球ができるし、中軸にはバレンティンがいる(日本シリーズの時より調子は良さそう)。A組で勝ち上がってくるのではないか。

台湾は9回裏に1点を返すがここまで、攻めが単調。NPB育ちの郭泰源監督も苦悩の表情だ。

この試合もマジの勝負だった。明日からが楽しみだ。

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