ちょっと唖然とする身の振り方ではある。立派な体を活かしきれなかったという印象が残る。
浦和実業学園-平成国際大を経て2007年、大学、社会人ドラフト1巡目で西武に入団。

hiranomasamitu


長身、ゆったりとしたフォームから重そうな速球を投げる。いかにも本格派の雰囲気があった。

1年目から一軍で起用される。7月23日には初先発し、プロ初勝利を挙げるが、以後もピリッとせず、一軍定着は成らなかった。

2年目は4月に昇格、救援で3試合投げる。22日にはロングリリーフで7回1失点の好投。5月には先発に回されるが、結果を出せず17日に降格。

3年目は7月に昇格。先発に固定される。7月15日の日ハム戦は初完封を記録するが、以後も成績は安定せず。11先発でQSは5。しかし早い回に降板することも多かった。

4年目は4月から先発ローテに組み入れられるも結果を出せず、5月には救援に。しかし敗戦処理が中心。7月半ばから再び先発に戻るが、4度起用されて4敗。好投した試合もあったが、期待に応えられなかった。
この年当たりである程度見切られた感がある。

以後は故障もあり、一軍では4年間で10試合に投げたのみ。

今季は二軍暮らし。主に救援で22試合に投げ1勝2敗ERA3.08という結果だった。

男前でスタイルもよいが、優しい表情が多く、どこかのんびりしている印象だった。
首脳陣は何とか先発として独り立ちさせようとしたが、うまくいかなかった。
また救援としても安定した成績を上げられなかった。

30歳を過ぎて「使いどころ」が見えない投手はトレード要因にもなりにくい。

戦力外、引退はやむなしだ。寮長といえば「武宮寮長」とか、中年のおじさんをイメージするので、32歳での就任はちょっと驚きだが、そういう役柄が向いているのかもしれない。

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