昨日の昼は足を延ばして台中に台湾、プエルトリコ戦を見に行った。「台湾プロ野球観戦ガイド」の著者で、台湾テレビのジャーナリストである駒田英さんに会いに行く目的もあった。
1時間以上前からすさまじい人、人、人。日曜だけに家族連れも多い。
桃園とは新幹線で40分の距離だが、台中はやたら暑い。私は昨年、寒かったのに懲りて、ダウンジャケットやらユニクロのパッチやら長袖のTシャツやらを持ってきたが、あほみたいである。台中ではみんな半袖に短パンだ。
日本人は私と駒田さんだけかと思ったが、場内で渡辺久信を見かけた。
この日は二階席に上がったのだが、バックネットが邪魔で写真が撮りにくい。
台湾の先発投手は郭俊麟。切れのある球を投げる。
プエルトリコはサンチアゴ。
すさまじいアウェイでの戦いだったが、プエルトリコはやる気満々だ。
試合は4回に台湾が林智勝の本塁打で先制。今大会4本目。
しかしその裏、フェリシアーノの二塁打を足がかりに1点。
そこから膠着状態になる。とにかく、やる気だけはすごいが、塁に走者が出たら何をすべきか、がほとんどない。5回は無死満塁になったが、ここで三ゴロ併殺。林智勝があるかされ、点が入らず。
走者が出ても無策、という印象が強い。
陽岱鋼は1番を打つ。ひときわ歓声が大きいが、まったくの不振。打てず、バントもできず、バットにボールが当たらない。
試合は膠着状態のまま終盤に。
このままいくと、夜の日本戦に間に合わないと思ったので、途中で球場を後にした。
正解だった。試合は5時間近くにもなった。
試合はタイブレークにもつれ込み、最後は延長12回、2番メンデスが 潘威倫からサヨナラ満塁本塁打。
このとき、桃園にいたが、モニターの前に集まった台湾のファンから一斉にため息が上がった。
タイブレークは後攻が圧倒的に有利な気がする。
ホスト国台湾は最終日に進めないままに終わった。
それでもファンは応援に参加できて大満足のようだったが、作戦面、そして投手の技術など、NPBを見てきたものからは、いらいらするような部分が多かった。
野球熱を維持するためにも、もう少し野球を深めるべきではないか。
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タイブレークを用いた野球の試合を良く知らなかったので
今回のレポートは考えさせられるものがありました。
聞けばタイブレーク10回は「好きな打順から」はじめられるとか。
11回以降はいつものルールになるとはいえ
それを考えるとどうにも違和感があります。
どうせそういうことをするなら
10回から改めてコイントスで先攻後攻決めるとか(笑)
毎回先攻後攻交代するとか(笑)
裏で勝ち越しても、次の回の表の攻撃までしのげば勝利とか(笑)
バカなことを考えながら
この後攻有利のルールはちょっと嫌だなあと思いました。
失礼しました。