3/26 阪神vsオークランドアスレチックス戦 東京ドーム

この日本遠征ではオークランド・アスレチックス=OAKはあくまでわき役だった。日本人選手はいない。「マネーボール」で有名になった名物GMはいるが、ブラピが来るわけではなし。
そういうこともあってか、昨夜のナイターに続いて昼開始の試合があてがわれた。
監督のボブ・メルビンはベテランや主力を休ませながら試合をする。



ウィークス、ココ・クリスプ、カート・スズキ、ぺニントンとレギュラークラスは出ていたが、お目当てのセスぺデスはお休み。がっかりした向きも多かっただろう。

これに対し阪神はベストメンバー以上の顔ぶれ、DHで城島を入れたから金本、ブラゼル、城島がそろい踏み。昨日来調子が上がっている。
で、観客は1万人というところ。

私ははりこんで、エキサイトシートというのに座ったのだが、これ、失敗でした。外野席といってもよいほどダイヤモンドから遠い、選手は見えるが試合は見えない、周りは黄色い阪神軍団。気がついてみれば、また例の千葉ロッテのパーカーを着ている。持ってないのだ、服を。

目の前では金本が四股を踏んでいる。控えの荒木とキャッチボールをしているが、肩は使っていない。腕だけで投げている。やはり四十肩か。

KN-2012OAK


OAKの先発は4、5番手と目されるタイソン・ロス。調子は良くない、ストライクとボールがはっきりしているようで、阪神の主軸に1回から捉えられ、新井に低い弾道で本塁打を打たれた。

2回にも城島の安打を皮切りに1点、3回はエラーも絡んで4点、まだOAKは無安打。

MS-2012OAK


阪神のメッセンジャーは勢いのある球をどんどん投げ込んでいた。このままOAKは沈黙するのかと思ったら、2順目に入りぺニントンが目の覚めるような一発。クリスプも快打しランナーをためてカート・スズキが左翼にライナーで運んだ。メジャーの意地、みたいな言葉が浮かんでくる。しかしクリスプは姿がいい。いい選手だ

CC-2012OAK


接戦になるかと思ったが、OAKはマイナー契約のスクリブナー、若いロスサントス、ケリガンと二線級の投手を出したため、阪神が追加点をあげて圧勝した。

勝敗は二の次、メルビン監督は投手陣の虫干しをしたのだろう。打線にもレギュラーのセス・スミス、新加入のゴームズ、カウギル、ソガードなど実戦を踏ませたい野手を使っていった。

ぺニントンの遊撃守備はさすがにすごかった。取ってからが早い上に送球も糸を引くようだった。また、センターのカウギルの肩もすごかった。

7thストレッチでビリー・ビーンGMが歌っていたように思ったが錯覚か?

04-2012OAK


今年のOAKは、率直に言ってアリーグの下から2~3番目の戦力だと思うが、阪神タイガースはOAKに全くそん色がなかった。NPBはMLBの下の方のチームと肩を並べているのではないか、と思った。
夜はイチロー、岩隈を見るために引き続き東京ドーム。ビールは一杯だけにするつもり。


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