もうMLB移籍がどうのという話ではなくなったかもしれない、
呉昇桓は、元ヤクルトの林昌勇に続いて、マカオでの巨額とばくの嫌疑がかけられている。検察が動き出したとのことだ。

韓国は日本よりもはるかに賭博に対して厳しい。
少し前まで、韓国では日本から持ち込まれたパチンコが猖獗を極め、破産者や一家離散、自殺者が続出した。そこで韓国政府はこれを全面禁止した。
もともと韓国は、賭博を愛好する人が多い。男性の1割が賭博中毒者だといわれている。一種の国民性といってよい。このために、公営競馬と外国人専用のカジノを除いて、賭博は一切禁止されている。

日本ではパチンコは賭博ではなく、遊戯の一種とされ、風営法の対象になっているが、換金が公然と行われている。しかし、ごく一部の例外を除いてパチンコ業者が賭博であげられることはない。パチンコ業界が警察の有力な天下り先になっているからだ。それどころか、献金を受けた国会議員が、パチンコの振興策を打ち出したりしている。日本のもっとも腐った部分だと思う。

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話が横道にそれた。韓国では自国民が海外で賭博に参加することも禁じている。
所得レベルから言って、マカオのカジノでは、韓国人は中国人、日本人とともにアジア系では上客だと思う。おそらくマカオで韓国国内法では違法な賭博をする韓国人は、数万の単位でいると思う。

今回の一連の韓国プロ野球選手の摘発は、当局の「見せしめ」的なものだろう。
賭博禁止のキャンペーンを展開したい国の意向で、有名人であるプロ野球選手が挙げられたのだろう。この国が法治ならぬ人治国家と呼ばれるゆえんだ。

大金持ちである有名プロ野球選手が、外国で羽目を外すのはごく普通のことだった。それが恣意的に摘発されてはたまらない。

NPBで外国人選手を取るときには、代理人や野球機構を通じて一通りの身体検査をするが、過去の海外での賭博歴まではフォローできないと思われる。
呉昇桓には、マカオのカジノで暴力団関係者から金を借りた疑惑も持ち上がっている。
相当苦しいのではないか。一度やり玉に挙げられると徹底的に叩かれる国民性から言って、彼がこのままリタイアする可能性もでてきたと思う。

阪神は、緊急で事情聴取する方針とのこと。今週末を回答期限にしており、契約がまとまっても、今後の捜査で有罪なら破棄する方向。

こうなると来季から復帰する藤川球児ににわかに注目が集まるが、率直に言ってクローザーは難しいと思う。
昔のホップするような速球はないし、「顔」で投げることも難しそうだからだ。彼は福原忍と同様、セットアッパーで起用すべきだと思う。

阪神は手持ちの投手、あるいは新規に獲得する投手の中からクローザーを仕立てる必要性が出てきたのではないか。


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