ずっと前から、左打者が出たときに左投手をぶつけるのは意味があるのか、と思っていた。
松井秀喜やイチローなどいい左打者はむしろ左投手を得意としていたからだ。

規定打席以上の打者の左右別の打撃成績を調べてみた。右端は右の打率から左の打率を引いた差異、黒字だと右投手が得意、赤字は左投手が得意ということになる。
セ・リーグ

CL-LR


首位打者の川端は、右投手の打率の方が相当高い。この選手の打撃はイチローに似た部分が多い。早打ちで四球が少なく、内野安打がセ最多の31本もある。内野安打で打率を稼ぐには、一塁までの距離が半歩少ない左打者の方が有利ということか。

しかし3位の筒香は規定打席以上では対左投手の打率は1位だ。左打者だが左投手をカモにしていたということがわかる。むしろ右投手が打てないのが課題だった。右投手からあと11本多く安打を打っていたら、筒香が首位打者だった。

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DeNAの梶谷は今年ややさえなかったが、彼も左投手相手なら3割打者だ。彼も右投手が打てなかった。しかし梶谷は昨年、対右打率は.287、対左は.223だった。投手の左右別の打率は結構揺れ動く。この打者は好不調の波が激しいが、それとも関係しているかもしれない。

ただ、それ以外の左打者はやはり右投手の方を得意にしている。
トータルで見ても、左打者の対左の打率は右よりもかなり低い。

次はパも見ていく。



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