パ・リーグの打者も左右投手別の成績で見て行こう。

規定打席以上の打者の左右別の打撃成績を調べてみた。右端は右の打率から左の打率を引いた差異、黒字だと右投手が得意、赤字は左投手が得意ということになる。
パ・リーグ

PL-LR


打率上位3人は左打者だった。
柳田、秋山は左投手の方が打率が良かった。二人のハイレベルな首位打者争いは、右投手の打率の差できまったということもできる。


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3位の近藤健介も左右投手の打率はほとんど差がない。

驚くべきは森友哉だ。対左投手の打率は驚異的な.425、振ればヒットという状態だった。
古谷拓哉から7打数4安打、塩見貴洋から6打数3安打、辛島航から5打数2安打。右が.262だから、対森対策では右投手をぶつけるべきだったということになる。

右打者の李大浩は左投手から4割。オーソドックスだが、こういう打者がいい打者ということになろう。

しかしながら、打率下位の左打者は、やはり右投手をよく打っている。

トータルでは左打者は右投手の方が打率がいいという結果になっている。

セ・パ両リーグの結果からは左打者には左投手というセオリーは生きているということになる。
しかし良い左打者は左投手を苦にしない、あるいはむしろカモにするということも言えるだろう。

今季、パ・リーグは規定投球回数以上の左投手は、吉川光夫だけだった。救援左腕は松井祐樹、高橋朋巳などがいたが、良い先発左腕が少なかったのは事実だ。
左投手を苦にしない左の好打者が上位に並んだのは、これを反映しているのかもしれない。



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