マーリンズの投手陣は誤算続きだった。しかし解体モードに入るのも早かった。
マイアミ・マーリンズ 71勝91敗 ナ・リーグ東地区3位

2014年と2015年の比較。PRは(リーグの平均防御率―その選手の防御率)×投球回数÷9で求められる。
平均防御率よりも防御率が低くて、より投球回数が追い投手の数字が高くなる。
PRのマイナスは赤で示した。投球回数順。

MIA-P


イニングイーターだったが精度のよくなかった若手、ネイサン・エオバルディはヤンキースへ。ダン・ヘイレン、マット・レイトス、デビッド・フェルプスという各球団の2番手どころを獲得。
開幕投手は、昨年エース格の働きをしたヘンダーソン・アルバレスがつとめる。
コーラーは昨年から引き続きローテを維持。
本当のエースというべきホセ・ヘルナンデスは季半ばにトミー・ジョン手術から復活する予定。

先発の陣容は充実していたはずだが、ヘルナンデスが春にDL入り、フェルプスも7月末でDL入り。残る先発陣もぱっとせず、チームは早々にポストシーズンをあきらめ、ヘイレン、レイトスも夏に放出してしまった。
復活したホセ・フェルナンデスは期待通りの活躍をしたが、時すでに遅しという感じだった。

救援陣はクローザーのAJラモスが昨年同様の働きだった。カーター・キャップスも好投したが、チームが早々にあきらめムードになったため、あまり意味がなかった。

チーム防御率は11位から8位へ。率直に言えば、解体モードに入るのが速すぎるように思えた。
もう少し粘れば、伸びる選手もいたと思うのだが。


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