マネジメントのまずい球団の代表格だったが、やりくりをしながら弱い打線で乗り切った。
ニューヨーク・メッツ 90勝72敗 ナ・リーグ東地区優勝

2014年と2015年の比較。ベージュは移籍、ブルーは新加入。グレーはMLB初昇格。文字のえんじ色は規定打席以上。

NYM-H


顔ぶれはめまぐるしく入れ替わった。
クリス・ヤングが昨シーズン夏にヤンキースに移籍した。

チームリーダーの三塁手、デビッド・ライトが4月末に故障。エリック・キャンベルが三塁を守るが打撃不振。そこでホアン・ウリーベを獲得。

元盗塁王の左翼、エリック・ヤング・ジュニアはFAとなり、アトランタ・ブレーブスに移籍した。そのあとに元首位打者のマイケル・カダイヤを獲得。実力には大いに疑問があった。案の定の成績だったので、タイガースから大物のセスペデスを獲得。的確な補強。さらにエリック・ヤングを再び金銭トレードで取り戻した。

捕手の座は昨年売り出したトラビス・ダーノウとケビン・プロウィッキが競り合った。打撃ではダーノウだが、守備ではプロウィッキというところか。

遊撃はテハダから若手のフローレスへ。まずまずの成績だった。

ルーカス・デューダ、ダニエル・マーフィの一二塁間は成績をやや落としつつポジションを守る。

こうしたなかで右翼のカーティス・グランダーソンがシーズンを通してじわじわと存在感を示していた。

傑出した選手はいなかったが、補強が的確だったこと、そして大きな穴がなかったことで無難な打線になった。

リーグ打率は最低レベルだが、東地区の覇権を握った。


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