賢明な選択だろう。NPBの内野手の評価は、MLBでは地に堕ちているしマツダが活躍できる可能性もあまり高くなかった。
デイリー
海外FA権を行使し大リーグ移籍を目指していた松田宣浩内野手(32)が、ソフトバンク残留を決断したことが23日、明らかとなった。入団時の監督でもある王貞治球団会長(75)の慰留の電話もあり翻意した。24日に正式表明する。
松田は岐阜中京高、亜細亜大を経て2005年、大学社会人ドラフト希望枠でソフトバンクに入団した。
キャリアSTATS
走攻守三拍子そろった選手ではあったが、傑出した部分はなかった。
広角打法ではなくプルヒッターで、左翼に打球がよく飛んだ。長打はそれほど多くなかった。
足は速かったが、走塁もうまくはなかった。
松田は出場機会を与えられるうちに、個々の能力を伸ばしていった選手と言ってよいだろう。指導者が最初から正選手にすべく優先的に育成したことで開花した選手だ。
2011年頃から打撃が目に見えて向上、これが統一球導入初年度だったことで注目された。打率もアップ。今季は全試合出場して初の30本塁打越えをした。
松田の成績で最も気がかりなのは、四球が少ないことだ。早打ちで思い切りの良い打者だからそうなるのだが、出塁率の低い打者はMLBでは評価が低い。今季は60個の四球を選んだ。この部分でも進化したのかもしれないが、本質的な部分は変わっていないのではないか。
キャリアハイの今年のパフォーマンスから勘案しても、MLBでの松田の成績は、フル出場しても打率.260、本塁打10本、打点40、OPSは.680程度だっただろう。平均以下だ。MLBはそれがわかっていたから、食指を動かさなかった。
もちろん、松田は環境に適応して進化するタイプの選手だ。MLBでも努力を重ね、数字をあげる可能性はあるだろう。しかし、それまで待ってくれるMLB球団はないと思われる。
MLBで通用するのは「努力」以前に豊かな「資質」がある選手だ。チームメイトの柳田悠岐くらいだろうか。
NPBとMLBの内野手の概念には大きな違いがある。その溝を埋めるのは難しい。
松田宣浩はNPBのスターなのだと思う。
私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!
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1989年西本聖、全登板成績【中日へトレード、意地の最多勝 】
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松田は岐阜中京高、亜細亜大を経て2005年、大学社会人ドラフト希望枠でソフトバンクに入団した。
キャリアSTATS
走攻守三拍子そろった選手ではあったが、傑出した部分はなかった。
広角打法ではなくプルヒッターで、左翼に打球がよく飛んだ。長打はそれほど多くなかった。
足は速かったが、走塁もうまくはなかった。
松田は出場機会を与えられるうちに、個々の能力を伸ばしていった選手と言ってよいだろう。指導者が最初から正選手にすべく優先的に育成したことで開花した選手だ。
2011年頃から打撃が目に見えて向上、これが統一球導入初年度だったことで注目された。打率もアップ。今季は全試合出場して初の30本塁打越えをした。
松田の成績で最も気がかりなのは、四球が少ないことだ。早打ちで思い切りの良い打者だからそうなるのだが、出塁率の低い打者はMLBでは評価が低い。今季は60個の四球を選んだ。この部分でも進化したのかもしれないが、本質的な部分は変わっていないのではないか。
キャリアハイの今年のパフォーマンスから勘案しても、MLBでの松田の成績は、フル出場しても打率.260、本塁打10本、打点40、OPSは.680程度だっただろう。平均以下だ。MLBはそれがわかっていたから、食指を動かさなかった。
もちろん、松田は環境に適応して進化するタイプの選手だ。MLBでも努力を重ね、数字をあげる可能性はあるだろう。しかし、それまで待ってくれるMLB球団はないと思われる。
MLBで通用するのは「努力」以前に豊かな「資質」がある選手だ。チームメイトの柳田悠岐くらいだろうか。
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