小さな球場にもかかわらず、そうそうたるエースが活躍した球団だったのだが。
ボストン・レッドソックス 78勝84敗 ア・リーグ東地区5位
2014年と2015年の比較。PRは(リーグの平均防御率―その選手の防御率)×投球回数÷9で求められる。
平均防御率よりも防御率が低くて、より投球回数が追い投手の数字が高くなる。
PRのマイナスは赤で示した。投球回数順。

エースのレスターがカブスに、ラッキー、ピーヴィも移籍。
先発陣はバクホルツを残して解体。ここにマイリ―、ポーセロらを入れた。ケリーは昨年途中に加入。
安定感のあるポーセロには期待感があったが、全員が4点台半ば以上の防御率、エース格のバクホルツも故障で18試合の登板にとどまった。
希望はやはり新人投手。生え抜きのエドアルド・ロドリゲスが二けた勝利。オーエンスも出てきた。
先発投手が試合を作れないために、日本期待の上原浩治、田澤純一は2年連続で「宝の持ち腐れ」に終わる。
チーム防御率は10位から14位に下落。
来季はキンブレルを獲得。大型補強が裏目に出ることが多いが、来季はどうだろうか。
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2015年平野佳寿、全登板成績【故障の影響もあり、精彩を欠く】
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レッドソックスもキンブレルを獲得し、上原、田澤などと合わせてリーグ屈指のリリーフ陣になりました。来シーズンはこの2チームのリリーフ対決に注目でしょう。
リリーフに比べると先発はやや心もとないですが、大枚をはたいて獲得したデヴィッド・プライスが額面どおり働けば、そこそこ期待できる投手陣にはなるでしょう。ポーセロはタイガース時代もローテ3番手くらいの位置付けでしたので、他にエース級がいれば本来の力を出せるかも知れません。
若いローテゆえ、大化けする可能性もあれば、大きく沈む可能性もあると思います。とにかく故障の多いクレイ・バックホルツが、1年を通じて投げられるかどうかも鍵になるでしょう。
リリーフは人材を抱えすぎているので、シーズン中にもトレードの動きがあるでしょう。そこに上原、田澤が絡む可能性もあります。