同じようなデータばかり作りすぎて、疲れてきたので少し色を変えよう。年男の続きは明日やります。「ファイターズ魂」さんが、日本ハムのQSが12球団一少ないことをブログで書いておられた。この意味について考えたい。




過去5年間のNPB各球団の勝利数、QS数、勝率、QS率を出して、勝率とQS率の差異を求めてみた。

パ・リーグ

QS-PL


勝率ダントツ1位のソフトバンクも含め、ほとんどのチームが例年、勝利数よりもQS数が多いのだが、日本ハムだけがここ3年間、QS数、QS%より勝数、勝率の方が高い。
昨年などは勝率の方がQS%よりも10ポイント以上多い。
これは何を意味するのか。
日本ハムは先発投手陣が6回まで投げることを前提にしていない。中継ぎ陣につなぐことを前提にしているのではないか。エースの大谷翔平は、160.2回しか投げなかった。先発投手の消耗を減らすことで、シーズン通してローテを維持しようとしたのではないか。

2011年のソフトバンクのように、和田毅、攝津忠、ホールトン、杉内俊哉、とエース級の投手が4人もいるのならともかく、大谷以外にERA2点台の投手がいない現状で、何とか試合を作るためにそうしたのではないか。

今季の楽天、オリックスは日本ハムよりも10以上もQSが多かったが、勝利には結びつかなかった。QSの無駄が起こっていたのだ。

セ・リーグ

QS-CL


目に付くのは阪神、広島。勝利数よりもQS%が10ポイント以上多い。この2チームには長い回を投げることができるエース級の先発投手がいる。彼らを引っ張ることでQSは増えているが、それが勝利に結びついていない。

今思いついたばかりなので、もう少し考えをまとめる必要はあるが、QSが多いからと言って必ずしも強いチームではない。良い先発投手がいるだけではチームは勝てないということではないか。


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