ドジャースと契約に合意したと伝えられる前田健太の年俸契約が話題になっている。

報知新聞
NBCスポーツ電子版は1日、前田のド軍入りの第一報を報じたとされるC・メオーラ氏がツイッターで、契約内容は総額2400万ドル(約29億円)の8年契約、と伝えている。
 年平均300万ドル(約3億6000万円)は、メジャーの平均年俸(約400万ドル)を下回る額ながら、各シーズンごとに1000万ドル(約12億円)から最高で1200万ドル(約14億5000万円)の出来高払いが付く―と報じている。


過去のポスティングによる移籍について見ていこう。+は出来高付き。投手のみ。

Posting-Maeda


先発投手と救援投手では、0が一つ違う。MLBではNPBの先発投手の評価が極めて高いのだ。
2006年の松坂大輔を契機としてポスティング・フィーが跳ね上がる。ダルビッシュ有で最高潮に達するが、MLB側は高騰を抑えるためにNPBと交渉し、ポスティング・フィーの上限は2000万ドルに設定される。
しかし田中将大はポスティング・フィーこそ2000万ドルだったが、年平均で2000万ドルを超す高額の年俸を勝ち取った。

前田健太の平均年俸は、NPBでの年俸4億円を下回っている。
オプションがついているとはいえ、実績を考えれば異様な低さだ。

報知新聞も書いているが、これは故障の多い投手、ベテランで再起を期す投手など、リスクをはらんだ選手の契約形態だ。
ドジャースは前田の実力を評価しているはずだ。まともな体調ならば、ダルやマー君にちかい成績を上げると踏んでいる。しかし、「まともな体調」であるかどうかを危惧している。

ここ2年でダルビッシュ有、田中将大が右ひじの故障で戦線離脱したことが背景にある。NPB上がりのトップクラスの投手は間違いなく優秀だが、高校野球、プロでの酷使によってひじや肩が損傷している可能性が高い。
マエケンもダル、田中と同様のリスクを持っているかもしれない。岩隈久志との契約を途中で断念したのも、日本人投手のリスクに過敏になっていたからだろう。

聞けば、前田健太のポスティングに応札したのはドジャースだけだったという。広島に復帰することが心情的にも難しくなっている前田にとって選択肢はなかったということだろう。

MLBの日本人投手に対する評価は「能力は高いが、爆弾を持っている」という見方で固まりつつあるのだろう。
MLBはマネーゲームのように選手をやり取りするようになった。リスクの高い「金融商品=選手」は、評価が下がる。神経質すぎると思うが。

ポスティングの最終期日は1月8日だ。予断を許さないが、契約するとすればMLBのこの不当な低評価を払しょくするためにも、前田健太は活躍するしかない。


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