まるでNPBのチームのように、主力投手をほとんど入れ替えなかった。そして先発のほとんどが劣化したのだ。
ボルチモア・オリオールズ 81勝81敗 ア・リーグ東地区3位
2014年と2015年の比較。PRは(リーグの平均防御率―その選手の防御率)×投球回数÷9で求められる。
平均防御率よりも防御率が低くて、より投球回数が追い投手の数字が高くなる。
PRのマイナスは赤で示した。投球回数順。

あまり働かなかった救援投手を入れ替えただけ。先発投手、セットアッパー、クローザーはそのままだった。
チェンは昨年以上の活躍をしたが、ティルマンはかろうじてローテを維持、ノリスは絶不調に陥った。
不良債権化していたヒメネスが少し働いたが、先発陣の信頼性は急落した。
セットアッパーのブラック、オデイは冴えわたっていた。クローザーのブリットンも素晴らしい働きだったが、先発がだめだったために、勝ち味が薄くなった。
チーム防御率は3位から9位へ。
結局、先発投手陣の不振が、ポストシーズン進出の妨げとなった。
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