投手陣は、明るい兆しが見えない

ニューヨーク・ヤンキース 87勝75敗 ア・リーグ東地区2位

2014年と2015年の比較。PRは(リーグの平均防御率―その選手の防御率)×投球回数÷9で求められる。
平均防御率よりも防御率が低くて、より投球回数が追い投手の数字が高くなる。
PRのマイナスは赤で示した。投球回数順。

NYY-P


黒田博樹の帰国は実に痛かった。投手の軸がいなくなった。
もともと田中、黒田の日本人二人以外に頼れる先発は、トミー・ジョン手術明けのピネダしかいなかった。CCサバシアは賞味期限切れに近い。

チームは、マーリンズから25歳のエオバルディを獲得。ピネダ、サバシアに田中、救援からコンバートしたウォーレンでローテを組んだが、規定投球回数に達したのはサバシアだけ。
しかし6勝10敗4.73という不振。田中は故障がち、ピネダも5回ほどローテを飛ばす。
6月に入りノバが復帰したのでウォーレンを救援に再配属。
エオバルディは、内容的には大したことがなかったがなぜか打線の援護があって、14勝3敗。

先発がピリッとしない中で、救援は優秀。クローザーのミラー、べタンセス、セットアッパーのウィルソン、救援に戻ったウォーレンらがよく働いた。

チームは野手同様、投手も新人を積極的に起用するもまだ使えるめどはたっていない。

チーム防御率は8位のまま。中途半端な状態に終始した。


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