あと5球団、お付き合いいただきたい。このチームはア・リーグの環境変化を象徴している。
デトロイト・タイガース 74勝87敗 ア・リーグ中地区5位

2014年と2015年の比較。ベージュは移籍、ブルーは新加入。グレーはMLB初昇格。文字のえんじ色は規定打席以上。

※以下、ご指摘を受けて一部修正しました。

DET-H


さして働かなかったオースティン・ジャクソンがマリナーズへ、ラストシーズンを古巣でプレーしたいトリ・ハンターがツインズへ。
セスペデスがレッドソックスから加入。すねの骨折から復帰したイグレシアスが遊撃の正位置に。

ミゲル・カブレラが5年間で4度目の首位打者を獲得したが、43試合も欠場。しかしJDマルチネスが主軸級の働き、キンズラーは昨年並みの活躍。
ただしビクター・マルチネスはだめだった。

それでもペナントレースから早々に離脱し、セスペデスをメッツに売ってしまった。

チーム打率は1位のまま、本塁打数は155本から151本へ、4本減っただけだが、リーグ順位は1位から11位へ。
今季、ア・リーグは本塁打数が前年より280本も増えた。そんな中で昨年並みだったタイガースが地盤沈下したのだ。
投手陣との兼ね合いもあるが、それが下位低迷の主因だ。

戦力的には低くはない。しかしあまり将来は明るくない。


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