「21世紀枠」を活かすことが解決につながるか、否かという議論が行われた。

「21世紀枠」
kabu

>アマチュア野球界が「清原の悲劇」から学ぶべきは、「野球ができるだけ」の子供を作ってはならないということだ。
同感です。
高校球児の英雄譚として清原の上をいく選手は、漫画の中にしか存在しないと思います。それほどの選手が薬物の罠にはまってしまったことをプロ球界もアマ球界も重く見なくてはいけません。(「プロに行って人が変わった」「巨人に行って(略」と、自分の領域から切り離すのではなく)
春の選抜には「21世紀枠」があります。高野連のさじ加減一つのような気がして、私は好きではありません。しかし、「野球馬鹿じゃだめ」という観点からすると、とても責任の重い制度に思えてきました。

届かにゃい

慶応の野球部などはそれができているようですね。
プロに行かない組でも、錚々たる進路です。
http://baseball.sfc.keio.ac.jp/members/h27shinro/

近年の一流選手は、おしなべて向学心が強い
bunchousann

桑田の話が本文に出ていましたが、彼は高校時代、学業の成績も優秀だったそうですね。おそらくは野球以外の勉強が苦にならないだけの、ある程度の地頭があったんでしょう。ですから学歴に対するこだわりとは別に、それなりに学ぼうという意志があったのではないかと思います。
ただ、近年引退した一流選手は、おしなべて向学心が強い印象を受けます。斎藤隆のような思いきった挑戦もそうですし、桑田のように大学院で学ぼうと志す選手も昔よりは多いような気がしています。個人的には実績に胡坐を飽くことなく、なお学ぼうという姿勢は好感が持てますね。
選手の教育については、それこそ「野球版しくじり先生」のようなことを地道にやっていくしかないんじゃないでしょうか。
>アナリストさん、届かにゃいさん、野球のファンさん、ABCさん
ハビエル・アギーレに対する日本サッカー協会の「ヒステリックな対応」についても、スペインでは「へ、何で?」というように報道されていたみたいですね。また、忘れちゃならないのがジョーイ・バートン。監獄上がりで堂々と(やんちゃに)プレーしているのはさすがにレアだと思います。

IMG_6210


私学の悪循環を断つ
ゴールドクラブ

私立学校としては経営が第一ですから、スポーツ特待生で全国大会に出場して優勝すれば知名度が上がり入学する子供が増える、というサイクルをどこかで根絶しないと無理でしょうね。
スポーツに限らず、難関進学校でもあることです。
「わが中高一貫校から理系なら医学部合格者と医科大学合格者、文系なら東大合格者を出すために、難関進学コースは高2までに高3の教科書を終わらせて高3は模擬試験など試験対策に充てる。受験に必要ない美術、音楽、家庭科などの科目は無駄、夏休みのレポートで済ませる。体育はやるが保険の授業はレポート。医者の性教育?無駄だ、卒業したら各自勝手に自然に覚える。部活禁止、男女交際禁止、違反者は停学かコースの転科だ。難関進学コースの特待生を育成する費用は一般コースの学費を充てればいい。」
スポーツ専門校を作るか、プロ野球の育成契約に中卒者を通信制か定時制高校に通わせる「中学卒業者対象の5年特別育成契約」を作る必要が出てくる。

アナリスト

ちなみに桑田に関しては、お祖父様が早稲田OBだったそうで、子供時代はお祖母様から「真澄さんはわせだに行くんですよ」と良く言われていたそうです。
学歴コンプレックスではなくて、もともと「甲子園行って早稲田を卒業して巨人に入る」というのが目指したコースだったと言っていました。

アナリスト

>慶応の野球部などはそれができているようですね。
>プロに行かない組でも、錚々たる進路です。
企業の「体育会枠」が無くなったと言われて久しい現在でも「慶應野球部」のブランドは半端ないですからね。
逆に、昔の志村投手みたいに「プロ入りして数年で解雇」になるなら「大企業で40年働いて幹部になる」方がトータルで良いと考える風潮もあるみたいで、そこはもったいない部分もありますが。
余談ですが、地味に私の出身高校があってびっくりしました。

杉原シンドラー

>(春の甲子園の)「21世紀枠」は……「野球馬鹿じゃだめ」という観点からすると、とても責任の重い制度に思えてきました
とのことですが、私は疑問に感じます。同枠の理念まで否定する気はありませんが、現実の運用を見ると「責任の重い制度」とは正反対に思えてなりません。いわき海星・「硬爺連がもう一度見たい枠(=土佐)・「お前はバカか枠」(=益田翔陽)を選出した2013年は、末代まで語り継がれる「汚点」でしょう。いわき海星に至っては、甲子園からの帰郷後に野球部長への餞別金窃盗事件があったほどです(2009年の利府エースの侮辱ブログ事件も酷かったが)。

kabu

杉原シンドラー さん
現状の21世紀枠がいい制度とも、いい運用がされているとも思いません。その点は同意です。
ただ、今回の件で思ったことは、高校生のアマチュア野球に実力至上主義を求めすぎるのも弊害があるのではないか、という疑問です。どうすればそれを防げるだろうか?と思った時に、野球以外の要素を鑑みて評価する21世紀枠のようなシステムは、うまく活用すれば「野球バカ」礼賛にあらがえるのではないか、と思った次第です。

化石

たしかに極端な例を挙げてしまったかもしれません。
私が言いたいのは、高校時代に「部活に加え、勉強をさせれば問題行動は起こさない」とは言いきれないということです。たしかに確率は下がりますが。
スポーツ推薦のない難関大の部活動に全く問題が無いわけではありません。その最悪の例が京大アメフト部レイプ事件です。
もちろん「有望選手たちはいまだに「野球さえできれば何をしてもいい」と育てられている」という点は問題だという広尾さんの意見には賛成します。勉強もすべきでしょう。
しかし、それだけで問題行動がなくなるわけではありません。
球界としては、一般就職した者はどうしようもないのですが、プロ入りした者に関しては徹底的に指導しかなければならないと思います。


2015年戸村健次、全登板成績【先発に中継ぎに、進歩した6年目】

私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!


好評発売中