ヤクルトの投手陣はずっと弱体だった。特に先発陣はリーグ最弱。昨年の成功は、それを救援陣が補ったのだ。

その中心だったバーネットが抜けた。これは厳しい。

左が2015年、右が2016年の陣容。ベージュが移籍投手。ブルーが新加入。グレーが新人。

YS-P


育成選手を除く投手の退団、戦力外は、以下の通り。

バーネット テキサス・レンジャース
 ロマン
 七條祐樹
 江村将也
 赤川克紀
 大場達也
 金伏ウーゴ 


バーネットはテキサス・レンジャースと2年契約を結んだ。マイナー経験しかない選手がNPBを経由してメジャー契約したのは初。

オンドルセク、ロマン、秋吉、バーネットという「勝利の方程式」の2枚がいなくなった。
ロマンは37歳。賞味期限を見切ったのだろう。

代わりに3人の新外国人投手を獲得。

ヤクルト、先発カイル・デービースと契約|2015NPB
先発候補、あまり期待できないのではないか。

ヤクルト、救援、ジョシュ・ルーキーとも契約|2015NPB
いわくのある投手だが、非常に優秀な救援投手。

ヤクルト、左腕のルイス・ペレスも獲得|2015NPB
中継ぎで起用するものと思われるが、制球力がない。

ルーキが期待できるだろうが、クローザーは難しいかもしれない。
クローザーはオンドルセクが筆頭候補、秋吉、先発の石山の抑え転向も検討されているようだ。
昨年キャンプの写真

IMG_6228


先発陣は昨年以上の伸びしろはないが、久々に館山が鮮烈に復帰したのは大きい。
さらに杉浦稔大も期待できそうだ。新人の原樹理も先発候補の一角だ。

現状維持の可能性はあろう。

総合的には、ヤクルトは昨年並みの戦力は維持しそうだ。ただ、昨年優勝できたのは戦力ではなく、めぐりあわせ、特に後半になって戦力がうまくまわるようになったことが大きい。
山田を3番にして2番に川端を置いてから打線が機能したのだ。

そういう意味では真中采配にかかる部分は大きい。


2015年安藤優也、全登板成績【3年連続50試合登板、ベテランとして生きた見本】

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