投手陣の補強も面白くない。成長株はいるが、あまりやる気が感じられない。

左が2015年、右が2016年の陣容。ベージュが移籍投手。ブルーが新加入投手。グレーが新人。

SL-P


育成選手を除く投手の退団、戦力外は、以下の通り。

西口文也 引退
 ルブラン
 ミゲル・メヒア
 平野将光
 中郷大樹
 松下建太
 田中靖洋 ロッテ

十亀、牧田、野上、菊池、岸と、先発投手陣は顔ぶれがそろっている。
しかしエースというべき投手はいない。いずれも故障があったり、制球難だったり、どこか欠点がある。
若い高橋光成が一気にのしてくると、チームもファンも盛り上がるのだが。

補強はドラフト以外には外国人を二人取ったのみ。

バンヘッケンは歩く“世界のプロ野球ガイド”みたいな経歴。

Hekken


98年マリナーズの3巡目。エリートのうちだが、出世は早くなかった。2005年には独立リーグ、台湾の誠泰を経てMLBに復帰した後KBOにわたる。
ここで20勝投手になる活躍。これが西武の目に留まった。
スタミナはありそうだが、KBOでのERAは良くない。36歳。あまり期待できないかもしれない。

CCリーこと李振昌は、台湾出身。WBCではおなじみの顔だった。2009年の時点では日本には通用しなかった。
WBC鑑定団その15 Pool-A チャイニーズタイペイ|2009WBC
中華台北は壊れていた|WBC2009

しかしクリーブランド・インディアンスでは下から入ってMLBまで昇格した。

CCLee


スライダーが武器。奪三振も多く、シャープな印象がある。セットアッパーとして使えるのではないか。

救援陣は、増田、岡本、高橋朋、武隈、バスケスと顔ぶれはそろっているがいずれも抜群ではない。勝利の方程式を組むにはやや足りない。

田中靖洋は昨年好成績を挙げたが、トレード要因となり、買い手がつかないと自由契約になった。ロッテと契約したが不可解だ。

戦力的にはポストシーズンをうかがう力はあるが、投手陣はリーダー不在の感が強い。


1951年江藤正、全登板成績【最多勝でパ・リーグ初優勝に貢献】

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