ドラフトでたくさん投手を取ったのは事実だが、既存戦力として確実に計算できる投手は1人しかとらなかった。
左が2015年、右が2016年の陣容。ベージュが移籍投手。ブルーが新加入投手。グレーが新人。
育成選手を除く投手の退団、戦力外は、以下の通り。
カルロス・ロサ
植松優友
矢地健人
上野大樹
中後悠平
服部泰卓
小林敦
スタンリッジは昨年、規定投球回数に達して10勝を挙げたが、援護点による勝利も多く、精度は落ちていた。今年37歳という年齢を考えても、大きな期待はできない。ソフトバンクはだから見切ったが、ロッテはこれを1.44億円で獲得した。ちょっとせこいが、現実的な補強ではある。
しかしそれ以外の異動はなし。
涌井、石川にスタンリッジ、大嶺、イ・デウンで先発を組み、唐川、チェンに期待をするというパターン。
抑えは西野が成長し、大谷、香月、益田らに期待する。
変わり映えのしない、面白みのない布陣だ。
関谷、東條という歳を食った新人にも期待しているのだろう。
投打ともに魅力的ではないが、それでも何となくポストシーズンに滑り込むのがこのチームの不思議なところだ。
長嶋茂雄安打あれこれ
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ロッテの場合、投手なら12年に益田、13年に西野、14年に石川と毎年のようにタイトル級の選手が台頭してきています。野手も11年に岡田、12年に角中、13年に鈴木、15年に田村と清田というように出てきて、しかもこのうち入団時点で期待を大きな抱かせていたのは石川だけです。
これでは、なかなか開幕前の時点で「今年の補強は楽しみだぞ」という期待を演出できませんが、編成としては間にあっているという感じなのでしょう。今年も投手で3年目の二木(ドラ6)が有望で、いかにもロッテらしく、一軍に定着してくるのではと思われます