投手もベテランが多いが、これもあまり動かなかった。
左が2015年、右が2016年の陣容。ベージュが移籍投手。ブルーが新加入投手。グレーが新人。
育成を除く投手の退団、戦力外は、以下の通り。
スタンリッジ ロッテ
帆足和幸
ウルフ
川原弘之 育成
伊藤祐介 育成
日高 亮
金 無英 楽天
武田を除く昨年の先発陣は30代。最年長のスタンリッジを放出したのは、数字こそ上がっているがパフォーマンスが落ちていたからだろう。
今季は若い武田と、作戦後半ずば抜けた投球を見せたバンデンハーグがローテの柱となろう。
これに中田、攝津、MLBが帰還した和田毅、故障が癒えていれば好投が期待できる大隣と役者はそろっている。松坂大輔が完全復帰する可能性はあまり高くないと思えるが。
スアレスを獲得。
この投手は、アマチュアに近い。
メキシカン・リーグで1シーズン投げただけ。中継ぎ候補だが、24才であり長い目で生育する気ではないかと思える。
昨年の投のMVPは、サファテだった。この絶対的なクローザーがいて、そのまえに五十嵐亮太、森唯斗、二保旭などの優秀な中継ぎ陣がいた。
これが健在である限り、先発の顔ぶれが多少入れ替わっても優位を維持できるだろう。
ソフトバンクは昨年、支配下枠のドラフトでは高校生しか取らなかった。即戦力を必要とせず、3軍まである育成システムでじっくり育てていく。
この仕組みが機能する限り、大崩れすることはないだろう。
門田博光、チーム別&球場別本塁打数(南海時代)|本塁打大全
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豊富な資金力を背景に育成環境にも12球団最高レベルの投資するので、どう転んでも負けようがないように思われます。
ストーブリーグ上での豪腕もさることながら、育成枠の積極活用により、一軍レベルの選手の排出量が他球団よりも明らかに多い。
それが選手層の厚さの違いとなって、戦力格差が広がっていっているのが現状です。
単純な確率論で考えても、保有選手の数が多いということは、それだけチーム戦力の底上げに繋がりやすい。
仮に育成が滞っても、外部補強の二段構えで戦力増強を図るので、失敗のリスクが低いと言えます。
かつて清武氏が理想としたチームは今のソフトバンクではないかと思われます。
今の資金力が途絶えない限りは、ソフトバンクと他球団の戦力格差は広がっていくでしょう。
極端な運の偏りを前提にしないと太刀打ち出来なくなっていくので、V10がなるかは別にしてソフトバンクの優勝確率は今後上がっていくと思われます。