台湾のトッププロスペクトは国内のプロリーグ(現在はCPBL)には進まず、NPBやMLBに挑戦するのが常だ。陽岱鋼、王建民などがその代表だろう。

CPBLは経済規模が小さい。その上、過去に何度も八百長事件を起こして、その信用が地に落ちているからだ。
しかし、近年はWBCやアジアシリーズなどでの活躍によって、CPBLの人気は少しずつ高まりつつある。
どん底の時期から現在まで、CPBLのトップ選手として君臨していた選手がいる。
張泰山だ。

Chang-Tai-Shan


1996年に味全ドラゴンズに入団。いきなり3割を打つ活躍をするが味全は1999年に解散。
2000年から興農ブルズに移籍。北京オリンピックにはドーピングで引っかかって出場できず。
2011年、統一セブンイレブン・ライオンズに移籍。
2015年オフにコーチ就任を要請されるが、断って四国アイランドリーグplusの徳島に入団した。

もっと頑張りたい、引退させられるのは嫌だ。
松中信彦に似た心境になったのではないか。

私は2013年に台湾で4試合ほど張泰山を見ている。すべて代打だった。
当時の統一のユニフォームは、背中に漢字で選手名が書いてあるのだが、張泰山だけはAti Masawとなっていた、
これは原住民阿美族の張泰山の阿美語でのニックネーム阿帝·馬紹による。阿帝はおそらく阿美族の王ということだろうが、馬紹の意味は私にはわからない。
陽岱鋼もそうだが、台湾では原住民の選手は非常に人気がある。私が見た試合でも彼の名前が告げられると、大きな歓声が起こった。

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大きな選手ではないが、堂々たる風格。ひとかどの人物という感じだった。

四国で活躍をして、NPBに行ってみたいという希望を抱いているという。
率直に言ってCPBLの投手よりも、四国の投手の方がやや上ではないかと思う。出場機会を十分に与えられても、張が活躍する可能性は低いと思う。

しかし四国の地でこの選手を見た、というのは将来自慢できると思う。

私はわざわざ彼を見るために四国に行こうと思う。



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