4人の“野球賭博認定選手”のなかで、笠原将生は、異色の存在になった。
これまでの言動を見ていくと、この男のモラルと常識の欠如は、深刻なレベルであることがわかる。
もともと巨人には、非常識な金銭のやり取りが横行し、高校野球のトトカルチョや違法賭博が蔓延していた。
しかし、その中でも笠原のモラルの低さは際立っていた。

そもそもプロ野球チームに賭ける野球賭博は、この男が巨人に広めたとされる。
堅気とは言えないBとのつながりも、笠原から始まった。
巨人とAのつながりも、立浪和義の関与がうわさされる愛知県の違法カジノに笠原が足を踏み入れたことから始まった。
笠原は違法カジノに行って、バカラとばくで大勝ちし、札束をもって笑っている写メを撮って、Bに送信したという。タガが外れたバカだと言えるだろう。

福田聡志とAがもめた時も、笠原は100万円を払ってカタをつけようとした。いっぱしの博徒気取りである。

ことが発覚して、笠原ら3選手は、無期限資格停止となり、球界を追放された。
笠原はその直後に草野球チームに入って、野球を始めている。これもまともな感覚とは言えない。
ふつうは、世間に名前と顔をさらして追放処分になれば、しばらくはおとなしくしているはずだ。「謹慎」の態を取るものと思われる。
福田も松本もそのようにしたのだが、笠原は世間に注目されても全く平気な感じだった。

週刊文春の取材では、深く後悔しているようにコメントしていたが、物事を安易に考えているように見えた。

そしてこの3月には、こともあろうにBの店ののれん分けで、故郷福岡に店を出した。野球賭博事件が再燃している中で、しかも、自分が週刊文春で話した内容が火種になっているにもかかわらず。
そのタイミングで、笠原はサンケイの取材にも応じて、新たな情報を暴露している。

こうした行状から見えてくるのは、笠原という人間は「善悪の意識」が希薄だということだ。してもよいこと、悪いことの判断基準がなく、その時々に得だと思ったものに走ってしまう。

事件の黒幕的なBと結託しているのも、要するに「得をしそうだから」だろう。
このあたりBを「怖い人」といった高木京介とは対照的だ。

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NPBの調査委員会は、Bと笠原に、取り調べに協力するように言っている。
Bは、サンケイの取材でも言っているようにNPB、巨人に対して不信感を持っているので、どうせ話すのなら、メディアで話す、という気になっている。
しかし笠原は、取り調べに応じる姿勢を示している。

日刊スポーツ
B氏には弁護士を通じて協力を拒否されたが、これまで連絡が取れなかった笠原元投手とは交渉の道が開いたことを明らかにした。
大鶴委員長は「Bさんは弁護士を通じて明確に断られました。協力したくないという趣旨でした。弁護士が中に入った場合、直接コンタクトしないのが弁護士同士のルール。どうしようもない」とし、笠原元投手については「どういう風に協力してもらうか、やりとりをしている。応じましょうとは言ってくれています。連絡がつかなかった段階より進んだと思います」と話した。


NPB、巨人の取り調べは、一定のストーリーにもとに行われると思われる。
1) プロ野球賭博に参加した選手は4人だけ。他にはいない。
2) 高校野球賭博にBが参加していたというのは虚偽だった
3) 2)だけでなく、週刊文春などに笠原、Bが話したことには虚偽が含まれていた

これ以外の調査結果が出ることはあり得ない。何人かスケープゴートを出す可能性は少しあるが巨人の管理責任がこれ以上問われることはないように仕向けるだろう。
民主国家としては信じられないようにも思うが、NPB、巨人の調査とは、隠ぺい工作に他ならないのだ。
大鶴委員長は、笠原に「協力してもらう」と言っているが、それは「真相解明」ではなく「隠ぺい工作」への協力とみるべきだろう。

笠原が取り調べに応じるというのは、NPB、巨人が設定した上記の「お話し」を認めるということだ。
恐らくは何らかの「裏取り引き」があってのことだと思われる。

これは、Bを裏切ることになる。おそらくはBを「悪の根源」にするような話になるだろう。

しかし、これまでの笠原の行状を見ていると、この程度のインモラルは平気でやるように思える。Bを平気で売るだろう。

もし笠原がNPBの調査に応じるとすれば、外見上は「解決へ向けて一歩踏み出した」ように見えるが、実際には「最悪のシナリオ」が動き出したのではないかと思われる。

Kasahara


今となっては正義の味方「週刊文春」他のメディアに期待するしかない。



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