MLBは明後日開幕する。ぎりぎりまで試合をしているチームもあるが、マイアミ・マーリンズは、スプリングトレーニングの日程を終えた。

マーリンズ2年目のイチローは35打数7安打の2割ちょうどに終わった。
もともとイチローはスロースターターで、春先は調子が上がらないことが多いが、この数字は、MLB公式サイトがスプリングトレーニングの記録を公表して以来、最低だ。

スプリングトレーニングとレギュラーシーズンの成績を比較してみよう。

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2006年と2009年はWBCに参加していたので試合数は少ない。

イチローは2010年を最後に3割を打てなくなるが、それ以降、スプリングトレーニングで3割を打ったのも1回だけ。
やはり、春とシーズンの成績には、ある程度関連性があると言えるだろう。

イチローは春から結構足を見せている。昨年も3盗塁したが、今年は0。15年連続で続いている二けた盗塁も厳しそうだ。

一番懸念されるのは、三振。今年は最多の10三振。元気な時のイチローは三振が少ない打者だったが、35打数で10三振は非常に多い。
動体視力の衰え、そして焦りの表れではないか。

イチローの今年の数字は「65」。MLB通算3000本安打までのマイルストーンだが、2割しか打てないと325打数が必要になる。打席数で言えば350以上。

いくら特別扱いでも、打率2割の外野手を300打席以上断たせるのは厳しいだろう。

慣れないことだが、イチローは春先にいい成績を上げて出場機会を確保する必要があるだろう。


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