40代での完封は、史上9人目、26回目のこと。2007年4月17日の阪神戦で山本昌が記録して以来だ。

MLB時代から黒田をじっくり追いかけてきた。
多くの投手と同様、黒田は立ち上がりが課題だった。立ち上がりを無難に抜けると打たせて取る投球が光る。
そして3巡目あたりにもう一つの山が来るのだが、黒田はそれも切り抜けた。

Kuroda-Shatout


ゴロアウトが12個、エアアウトが10個、三振が4個、併殺が1個。被安打は4、死球は1個。

MLB時代の黒田はシンカーを基本として速球、スライダー、スプリッターで攻めていた。特にシンカーがずば抜けてよかったが、日本に復帰してから球種が増えた。

昨日はカッターが利いていた。カーブも投げたのではないか。

見た目の印象だが、MLB時代よりも高めの球が多くなっている。
パワーの違いがあるので、高めにも思い切って投げている。

もう一つ言えば、巨人は「打ち疲れ」しているのではないかと思う。中軸がやや荒っぽかった。

巨人の田口はQS、ローテには残るだろう。

四球が少なく、良いテンポの試合だった。

黒田はベテランだから夏場にかけて苦しい時が来るだろうが、二けた勝利の可能性があるだろう。



1976・77年西本聖、全登板成績【二軍で最多勝からの一軍定着】

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