当サイトは、野球賭博について、ずっと取り上げていくつもりだ。
旧聞になったが、3月8日に高木京介の件が明るみになった直後、マック鈴木が報知新聞蛭間記者に取材に応え、注目すべき話をしている。「野球ブログ瓦版」経由でお読みいただきたい。

TitleKawaraban

野球賭博事件、マック鈴木はこういった


マック鈴木は、アメリカにわたり、MLB傘下の球団に入った直後に、野球賭博について厳禁であることを教えられている。

野球賭博は、20世紀初頭のMLBでは、野球の楽しみの一つであり、ふつうに行われていた。当然の経緯として、野球賭博の胴元は、野球選手に八百長を持ち掛けた。
タイ・カッブ、トリス・スピーカーなどの大選手も八百長に関与していたとされる。

その挙句に、1919年のワールドシリーズでブラックソックススキャンダルが噴出したのだ。
MLBは社会の信用を失い、存続の危機を迎えた。

ケネソー・マウンテン・ランディス初代コミッショナーの処断で八百長問題は一掃されたが、以後、野球賭博=八百長は1セットで、野球界が絶対手を染めてはいけないものになったのだ。

ピート・ローズが永久追放になったように、MLBでは野球賭博は軽微なものでも厳しく処断される。
発覚しても1年で復帰が可能になるNPBとは厳しさが違う。

MLBは歴史を大切にしている。歴史に学べば野球賭博がいかに深刻な問題かが見えてくるのだ。

さらにマック鈴木は、台湾で野球賭博の誘いを受けている。

MLBと対照的に、台湾プロ野球は、八百長のしがらみを断ち切ることができない。日本もそうだが、アジア独特の裏社会の存在、そして賭博に対する規範の緩さが、こうした体質を温存させている。
そのためにCPBLはいつまでたっても経済的に発展できない。

マック鈴木の話は
「野球界は歴史に学ぶべき」
ことと
「中途半端な排除策では、野球賭博は根絶出来ない」
ことを教えてくれている。

Mac-S


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