今季も全試合数の半分以上登板する投手が両リーグで2~3人は出てくるだろう。今の野球では、救援投手の登板回数は増える一方だ。

シーズン70試合以上登板した投手のランキング

70G


1位は2007年、阪神久保田の90試合登板。これは、記録作りを意図した登板だ。

2005年に僚友藤川球児が造った80を抜いたものだ。

それまで、シーズン最多登板記録は稲尾和久が長く保持していた78だった。
それを藤川が破ったのだ。

しかし、稲尾の登板記録は別格である。稲尾は78試合の内30試合に先発、投球回数は400イニングを越えているのだ。
現在の投手とは異質の存在だと言えるだろう。
昔のエースは先発の傍ら、救援で投げるのが当たり前だった。
しかし、稲尾のようにシーズン70試合も投げた投手は他には西鉄の同僚島原と、戦前の朝日、林安男しかいない。

意外なことに最多セーブのタイトルを取った投手はこのランキングの中に2人しかいない。登板回数が増えるのは、圧倒的にセットアッパーだ。
クローザーほどには大事に使われないため、どんどん登板回数が増える。

シーズン70試合以上登板をもっとも多く記録したのは、稲尾の4回、超人としか言いようがない。
3回は山口鉄也。2回記録したのは、菊地原毅、久保田智之、浅尾拓也、藤川球児、平野佳寿、攝津正。

2年連続で記録したのは稲尾(58-59)、山口(09-10)、攝津(09-10)、浅尾(10-11)、平野(11-12)、近年、セットアッパーの登板過多が増えている。


J.シピン、全本塁打一覧|本塁打大全


私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!


好評発売中