データで楽しむプロ野球さんのサイトを参照して、球速の遅い投手のランキングを作った。
セ・リーグははっきりした現象が出ている。

今季、セで一軍に登板した投手は142人いる。最高速が遅い方からのランキング。140km/h未満。

OS-CL


最高球速が遅い投手は2つに大別できる。
一つはもともと球速が遅く、それが持ち味の投手。制球力や緩急、変化球の切れなどで勝負する投手だ。
もう一つは、故障やケガ、不振、老化などで球速が衰えた投手。球が遅いことが持ち味ではなく、結果的に球速が出ていない投手。

パでも説明したその法則は当てはまるのだろうが、セでは140㎞/h未満の最高速の投手8人のうち5人がヤクルト。
これは何を意味しているのか。

山中浩史はアンダースローの先発投手。成績はやや悪いが、完封も記録しており、それなりに戦力になっている。
石川雅規は、言わずと知れた左腕エース。制球力と緩急で相手をほんろうする。今季は、ロードで非常に成績が悪くこの状態。

それはいいとして、他の3人のヤクルトの遅い投手はいずれも名のある投手だ。戦力として期待されてふがいない成績を上げている。
ヤクルトは山田哲人以下打撃は好調だが、投手が壊滅的。
こうした投手が、調子が上がらないことも大きな原因ではないか。高津投手コーチの責任なのか、こういう投手を温存させるフロントの責任なのかはわからない。

岩瀬仁紀がここにいるのが切ない。


1976年八木沢荘六、全登板成績【プロ入り10年目で初の2ケタ勝利】

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