最終発表はまだだが、MLBオールスターの得票状況をみていこう

イチローのいるナショナル・リーグ
ポジションごとの得票ランキング

AS-2016-NL


原則としてファン投票で1位に選ばれた選手が当選し、スタメン出場する。外野は3位まで。
それ以外の選手と投手は、選手、関係者の投票と監督推薦で選ばれる。

パッと見てわかるのは、シカゴ・カブスの選手がやたら多いということだ。今年はMLB最強チームという感じだが、それを反映して内野すべてと外野の1位を占めている。
ゾブリストがこんなに人気になるとは、本人も思わなかっただろう。
カブスは、好成績とは言えない選手も混じっている。MLBにも「人気投票」という部分もあるのだ。

ヤディアー・モリーナ、バスター・ポージー、ブライス・ハーパーなど実力者の名前も並んでいる。マカッチェンは調子が悪いからか、下位に沈んでいる。トレバー・ストーリーのように今年売り出した選手もいる。

で、イチローはこの中には入っていないのだ。投票フォームに載っていない「ライトイン」の選手だが、それでもイチロー人気が高まっているのなら、外野手の15位以内には顔を出してしかるべきだと思うが、そうなっていない。
ホルヘ・ソラーのようにイチローより成績が悪い選手もランクインしているから、載ってもおかしくはないと思うが。
アメリカでイチロー人気がすごく高まっているという報道は、この数字を見る限り信じがたい。

マーリンズではプラドとオスーナの名前がある。少なくともそれより下だということだ。

一昨年のデレク・ジーターのように成績にかかわらず人気投票で選出されることもあるが、そういうムーブメントは起こっていない。

もちろん、ここから澎湃としてイチロー人気が高まり、最終投票で大逆転、みたいなこともあり得るのかもしれないが。
ふつうはないだろうと思う。監督推薦で出場できる成績でもないと思うし、引退すると言ったわけでもない。

日本のメディアの空騒ぎだと思わずにはおれない。


1976年永射保、全登板成績【プロ入り5年目の初勝利】


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