読者各位に不明を詫びたい。先発投手は初回に失点が多いという予断を持っていたが、調べてみたらそうではなかった。
セの規定投球回数以上の投手の失点(自責点ではない)を投球回別に出した。%は初回の失点が総失点に占める割合。
初回に失点していない投手はいなかったが、全イニングで初回が一番多いのは藤浪と中日の若松だけ。
午後からパの成績も御覧に入れるが、藤浪の16失点はセパを合わせても最多だ。確かにこの数字は異様と言えよう。一昨日など1球の失投で3失点だから、これは技術というよりメンタルの問題なのかもしれない。
前投手の合計を出してみると、最も失点しやすいのは3回であることが分かった。
打順が1巡したあたりが一番狙われやすいのだ。
6回以降の数字が減っていくのは、そこまで投げているケースが減ってくるからだ。
巨人の菅野は一度も二ケタ失点がない。安定している。こういう数字が必要なのだろう。
藤浪は昨年の最終成績で初回の失点は11、いちばん多かった3回で13失点だった。確かに今年は異常事態だ。
だからと言って藤浪に「失点するな!」というのはナンセンスなことだが、藤浪の今季の状態はノーマルとは言えないのは事実だろう。
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私も立ち上がりは永遠の課題だと思っていました。
藤浪の数値は異常値ですが、監督がするべきことは、もう一度コーチに分析と対策を指示するだけですね。
それよりも巨人田口が凄い!まだ3年目ですよ。スタミナだけですね。調べると規定到達で暴投がないのも彼だけです。