「やる気のない球団」の責任を負わされる形で、球界の至宝ともいうべき野球人が詰め腹を切らされた。


日刊スポーツ
中日は9日、谷繁元信監督(45)に休養を要請したことを発表した。事実上の解任。同日のヤクルト戦(ナゴヤドーム)から森繁和ヘッドコーチ(61)が監督代行で指揮を執る。
谷繁監督の参謀としてベンチ入りしていた佐伯貴弘守備コーチ(46)も休養させる。2軍から辻コーチ、早川コーチを昇格させる。


谷繁元信監督の成績

Tanishige-20160810


4位、5位、6位と階段を下りているのだから、これだけを見れば事実上の解任やむなしと言うところだが、谷繁中日は、得失点差を見ると、今季でさえも勝ち越しているのだ。
一番マシな4位だった2014年が-20、2015年が+20、今年が+3。
ときどき大勝ちする一方で、競り合いに弱いというチームの体質が見えてくる。
中日はある時期までの横浜のように、極端に戦力が低いわけではなく、別の要素で負け続けているということだ。

今日はこの部分について考えを巡らせたいが、今回の解任劇は、直接的には落合GMと谷繁監督の不和が原因なのだろう。
落合監督の腹心と言われる森繁和ヘッドコーチが監督代行になったことでもそれがうかがえる。
しかし、落合GMとて安泰ではないだろう。現在の沈滞ムードを作った最大の責任は落合GMにあると思えるからだ。

そもそも中日ドラゴンズは、12球団でもっともやる気がないチームのように思える。
立て直しは容易ではないだろう。


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