強打の大型捕手。鈍重な印象が強い捕手のイメージをかなり変えた。

1953年生まれ。落合博満とは誕生日が4日違い。柳川商業からともに阪神に移籍した真弓明信、梨田昌孝、MLBではジョージ・ブレット、ジム・ライス、キース・ヘルナンデス、フランク・タナナ。

1971年ドラフト4位で西鉄ライオンズに入団。上位3人が入団拒否したため、若菜が一番指名順位が高かった。

キャリアSTATS

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入団年は、ボルチモア・オリオールズ傘下のローダイ・ライオンズに野球留学。翌年4月10日の南海戦の7回、宮寺勝年に代打大田卓司が送られた後を受けて1軍初出場。投手は東尾修。
しかしここから2年間、安打は出ず。楠城徹、西沢正次らの壁に阻まれる。

初安打は1976年4月17日のロッテ戦、守備固めに入り打席が回ってきた8回に倉持明から。

翌年から正捕手となり、軽快な動き、強肩で鳴らした。

彼が人気を博するのは1979年、真弓明信とともに田淵幸一との世紀のトレードで阪神に移籍してからだ。
1年目で3割を打ち、ダイアモンドグラブ賞を受賞。この年17個のパスボールNPB記録を作るが、打者を挑発するようなアグレッシブな守備で注目された。

このあたり愛弟子の城島健司と少しイメージが重なる。

1982年にスキャンダルがらみで自由契約となり、一時はMLB挑戦かと言われたが、大洋と契約。1985年からは市川和正らを押さえて正捕手となる。

1989年に日本ハムに移籍、なおも3年プレーして引退。このときもMLB挑戦の話があった。

1000本安打は1990年7月22日の西武戦、8番捕手で先発し石井丈裕から。

ダイエーのコーチとなり城島健司を育てたが、2001年、タフィ・ローズが王貞治の本塁打記録に迫ったときにこれを阻止するために敬遠の指示を出し、このシーズン限りで辞職した。私はこのとき、ダイエー・ホークスにメールを送った記憶がある。

元気の良い選手だったが、どこか組織に収まらない部分を持っていたように思う。




1966年小川健太郎、全登板成績【エースとしての働き】



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