率直に言って死角はなかったわけではあるが、偉業には違いがない。


第8回大会、日本の戦績

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最初の試合でカナダにいきなり2失点、ヒヤッとしたが逆転。以後は3試合目でベネズエラに2失点しただけで、完勝した。

女子硬式野球は7回制である。しかし過去には43-0という試合もあったことを考えれば、他の国の投手、守備のレベルもかなり上がったとみるべきだろう。

グループリーグとスーパーラウンドの順位表。

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グループCでアメリカが2勝1敗ながら予選で敗退するハプニングがあったのは、やや興ざめだったが、ベネズエラの強さが目立った。

里綾実、厚ケ瀬美姫、川端友紀らおなじみの顔もいたが、若い選手が台頭。セレクションで吉田えりが落選するなど、競争が激しくなっていることを感じさせた。

過去の大会からの戦績

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日本は最初から圧倒的に強かったわけではない。第1回、第2回ではともにアメリカに敗れ2位。

私は3回大会を松山まで見に行った。アメリカ、カナダやオーストラリアには打線で圧倒されかかっていたが、ずば抜けた守備力とつなぐ野球でなんとか勝っている印象だった。

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しかしここから5連覇。何といっても女子プロ野球ができて、すそ野が拡大し、ソフトボールからも人材が流れ込んできたことが大きいと思う。

韓国や台湾、他の国のレベルアップに、日本はコーチを派遣するなど協力すべきだろう。
どこが勝つかわからない状況になってこそ、大会は盛り上がる。



1970年松岡弘、全登板成績【投げれど、投げれど勝ち星は増えず】



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