では、今オフ、阪神はどうすればいいのか。引き続き愚考する。

単にチームを立て直すだけでなく、健全な形でチームを強化するために、どうすべきか。

いろいろあるが、これが一番だろう。

1. 来季の優勝はあきらめる

プロ球団としては、毎年優勝を目指すべきだ。どの球団だってあからさまに「今年は投げました」とは言わない。
しかし、巨人、阪神を除く球団は「今年は無理だな、せいぜいクライマックスシリーズだ」と思うシーズンがある。世代交代の時期だとか、戦力ダウンが著しいとか。明らかに「時価総額」が少ないシーズンである。
そういうときは、公表するかどうかは別にして、無理をせず選手の育成と体制の立て直しに努めるのだ。
今季の阪神は、明らかに戦力不足だ。来季、V字回復をしようとすると、大物をFAで取ってきたり、外国人に頼ったり、札束で横面をたたくような補強をせざるを得ない。
一時的に効果が上がったとしても、それは長続きしない。FA選手はピークを過ぎている場合が多いし、外国人もはずれが多いからだ。
阪神タイガースは来季、優勝はあきらめて、チーム作りに専念すべきである。

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2. 育てるつもりの野手は我慢して使う

今季のようにとっかえひっかえしたって、選手は育たない。
歴史に残るような大選手も、デビューのころは監督が我慢して使うことで経験を積み、実績を上げるようになったのだ。
今季は、高山を使い続けて新人王当確まで数字を上げさせたのは収穫だが、同様に、来季は、有望野手のポジションを固定し、よっぽどのことがない限り使い続けることだ。
今季の阪神は二塁、三塁、外野、そして後半からは遊撃が定まっていなかったが、これらに選手を固定して使い続けることだ。
今年中途半端に使った北條、板山、荒木、江越、中谷らが候補だろうが、それ以外であっても構わない。金本監督自身が見極めて、1シーズン使ってみることだ。
原口は打撃のセンスは抜群だが、リード面でやや難がある。盗塁阻止率.236も低い。野手に転向するならするで、固定して使うべきだろう。

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3. 投手は投手コーチに任せる

金本に投手起用のセンスがないのは、今年ではっきりわかった。投手が打たれれば、不機嫌な顔をして押し黙ってしまう。藤浪の件は論外だが、投手陣のハートやマインドがわかっていない。
中継ぎ投手の使い方も考えが一定せず、つじつまが合わなかった。
いい投手コーチがいなかったのが今年の敗因の一つだ。
今季の投手コーチは、一軍、香田勲男、金村曉、二軍、久保康生、高橋建、トレーニングコーチで伊藤敦規。この顔ぶれで金本に直言できるとは思えないし、投手にしっかりした指導ができるかどうかもあやしい。
ヘッド格の投手コーチを招聘すべきだ。日本ハムの吉井理人など、適任だと思うが、球団が手放さないだろう。佐藤義則や大野豊(今春断られたようだが)、思い切った案だが森繁和などもいいかもしれない。
金本を投手から引き離すことが大事だろう。

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4. 外国人選手は”大物一本釣り”

最近のNPBではちまちまと何人も外国人選手を捕まえてきて、パラパラ使い捨てをすることが多いが、成果が上がったためしがない。
今季の顔ぶれのうち、ゴメス、マテオ、ドリス、メッセンジャーはとりあえずキープして、MLBの大物獲得を目指すべきだ。
野手でいえば、カーディナルスのマット・ホリデー、ブランドン・モス、レンジャーズのカルロス・ベルトラン、投手ならレッドソックスのブラッド・ジーグラー。これくらいを狙う。




だめなら、マイナーの20代の選手を取る。マートンみたいなバットコンタクトのいい中距離打者、または制球力のある先発投手。それくらいの割り切りがあってよいと思う。

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FA選手は、あえて取らない。そういう成金補強は巨人に任せる。こういう姿勢が必要ではないか。





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