きれいな引き際で、良かったというのが最初の感想だ。実働25年は素晴らしい。

いまだに関西弁だ。大和橿原出身、高田商から1991年ドラフト6位で横浜大洋ホエールズに入団。
同期同学年にはイチロー、石井一久、中村紀洋などがいる。

キャリアSTATS

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デビュー時の横浜大洋では、高木豊、屋敷要、斎藤明夫ら昭和の時代に活躍した選手がまだ元気だった。

95年に規定投球回数に達し、1998年には先発投手陣の一角として、活躍したが、以後、しばらく不振の時期があった。
2005年、30歳を超えたころからシーズン通してローテを維持するようになり、チームの大黒柱となる。
しかしよく負けた。チームの援護射撃がなかったためだ。チームが最も弱かった時代に孤軍奮闘していた感がある。

三浦が投げた24年間、チームは1511勝1904敗、勝率は.442、三浦は172勝183敗、勝率.485、貢献度は高かった。

歴代敗戦数20傑

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三浦は12位、平松政次、坂井勝二、秋山登と三浦の先輩たちの名前が並ぶ。
三浦は阪神に移籍を考えたことがあるが、移籍していれば五分の星になったかもしれない。

今年の春、沖縄キャンプで黙々と投げ込む三浦を見た。捕手のミットはあまりいい音を立てていなかったが、真剣な表情だった。

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戦力でなくなったら、チームに貢献できなくなったら引退する。当たり前の判断を下したのは喜ばしい。
殿堂入りは難しいだろうが、名投手としていつまでも記憶に残るだろう。




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